
先に結論
必要容量は「機器の消費電力W × 使う時間h」の合計から考えます。変換損失や温度などで表示容量をすべて使えるとは限らないため、用途を絞ったうえで余裕を持たせ、定格出力と起動電力も別に確認します。
候補の容量で何時間使えるか
下の計算は、表示容量の70〜85%を使えると仮定した概算です。製品・接続機器・温度・経年変化で変わるため、購入前は双方の仕様を確認してください。
概算の使用時間
約8.8〜10.6時間の範囲が目安です。
用途ごとの考え方
| 使いたい物 | 確認する表示 | 先に考えること |
|---|---|---|
| スマホ | 充電器のW、台数、回数 | モバイルバッテリーで足りるか比較 |
| LED照明・ラジオ | 消費電力W、使用時間 | 乾電池式も併用して電源を分散 |
| 扇風機・電気毛布 | 弱・強運転時のW | 季節と使用時間を絞る |
| 冷蔵庫 | 年間消費電力量だけでなく運転時・起動時条件 | 機種差が大きいため取扱説明書とメーカーへ確認 |
| 医療機器 | 入力条件、連続使用、予備電源 | 主治医・機器メーカーの指示を優先 |
容量より先に決める4項目
- 絶対に使う機器スマホ、照明など、停電時にも優先する物を3つ程度に絞ります。
- 1日何時間・何日使うか連続運転を前提にせず、使う時間帯と回数を決めます。
- 同時使用する最大W定格出力を超えないか、起動時に大きな電力が必要かを確認します。
- 再充電できるかコンセント、車、ソーラーなど、停電が長引く場合の入力条件を確認します。
購入前の安全確認
- 製造・販売元と国内の問い合わせ先が分かる
- 保証、修理、回収・リサイクル方法が明示されている
- 高温・水濡れを避ける保管条件を守れる
- 最新のリコール情報を型番で確認した
- 異常発熱、変形、膨張、異臭があれば使用を中止できる
容量だけで医療機器への適合を判断しません
医療機器は波形、電圧、起動条件、連続運転などの確認が必要です。主治医、支援者、機器メーカーと停電時の手順を決めてください。
計算の次
同じ容量帯の3機種を比較する
必要Whの目安が決まったら、1kWh前後の代表モデルを容量・定格出力・重量で同条件に並べます。